遭難、

本谷さんの舞台はこの間のクレイジーハニーに続き2回目。生はお初です。
なんとなく本谷さんの世界観は理解してたつもりでしたが、どっぷり本谷さんのお話でやっぱりやられました。
ナイフでぐりぐり抉られまくり。
トラウマとかなんとか人は理由をつけて誰かのせいにして自分は悪くないって思いたくて。自分はどうしたって可愛くて。
自分のこと見透かされてるような、あれ、これ、わたし?ってキリキリ。

主演の方が降板で代役でって衝撃でしょうが、わたくしめは初演も見ず、内容も入れずで見たもので、まっさらな気持ちでそれほどの衝撃なく拝見しまして。

男性が演じる女性って。
女性な男性ではなく、男性が演じる女性。
それはなんだかとても不思議な体験。
でもこれが妙に納得できるというか。
それはこの話が女性の中のドロドロとしたものというより人間の中のドロドロな醜さを描いているからなんだと思う。

初演もぜひ観たいです。でもきっとそれは別物のお話になってるんだろうなって。

菅原さん、初めてでしたがすごいですね。所作にほれぼれ。カーテンコールまで完璧にほれぼれ。

あと、ひとつ。
季節がよくわかんなくて…。
最後の紙ふぶきは気持ちのもの?季節的なもの?
冬?でも半袖着てるしなぁ。とか思って気になって半分意識がそっちに。
まぁあれも物語の世界というとこかしら。